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MUKASHI STORY その4

川を下って歩いていた金太郎は海にたどり着いたんじゃ。
山育ちで海を見たことがなかった金太郎は、初めて見る海にそれはそれは感動したそうな。
海1
浦島1
「なんか悩んでるみたいだけど、どうしたの?」
「あ・あぁ・・・ちょっと色々考える事があってなぁ。
あんた、時間があったらちょっと俺の話を聞いてくれないか?」
「ん!?うん。私で良かったら話くらい聞くよ。」
「すまんな。じゃぁちょっと聞いてくれ。

俺の名前は浦島太郎。ここの近くの村に住んでいて漁師をやっているモンだ。
いや、やっていた・・・かな?

三ヶ月くらい前にこの海岸で亀が子供達にいじめられていたんだよ。」
「ふんふん。」
「ちょっと可哀そうでなぁ。子供たちに銭をくれてやって亀を助けたんだ」
「ふむふむ。」
「そしたらその亀がお礼にってんで、竜宮城に連れていってくれるって言うんだよ。」
「ちょっと待って!」
「うん?どうした?」
「亀がどうしたって?」
「あぁ、お礼に竜宮城、竜宮城ってのは海の中にある立派な城の事だ。そこに連れていってくれるって・・・」
「いやいやいや。誰が言ったの?亀の飼い主でもいたの?」
「亀がしゃべったんだよ。俺だってびっくりしたんだけどさ、しゃべるのが当たり前ですヅラして話すもんだから、こっちも慣れてきちゃってな。」
「そ・そんなもんなの?」

「まぁそれで亀に連れていってもらったんだよ。竜宮城に」
「う・うーん。海の中にある城に?」
「そう。それでそこには乙姫っつー綺麗な姫さまがいてなぁ
毎日毎日宴会だよ。そりゃあ料理はうまいし、踊り子たちの踊りも綺麗で楽しかったよ。
乙姫1
そのうち乙姫が陸の上の話を聞きたがってな、乙姫はいっつも召使いになんでもしてもらっているから、我がままで飯のひとつもつくれない女なんだけどよ。
まぁ意外と素直だし、なにしろ綺麗だからな。
俺も最初は一生懸命、いっぱい話してやったよ。
まぁところどころ脚色したりしてな。面白おかしく。
でもなにせわがまま乙姫だから、いつまでたっても話を聞きたがる。
俺もすっかり話疲れてしまってなぁ。
一人残してきたお袋も心配だったしなぁ。
それで、もう家に帰るぞって言って帰ってきたんだ。」
「・・・不思議な話だねえ・・・」
「うん。不思議な体験だったよ。
で、村に帰ってみたんだが様子がおかしい。
よくよく聞いてみると俺が竜宮城に行ってから50年もたっていたんだ。」
「へ?」
「な?へ?だろ!?
俺もなんだこれは、って感じだよ。
お袋は死んじまってるし、友達は70近いジジイになっちまってる。
若いままの俺を見て気持ち悪がっちまってなぁ。」
「ふんふん、ま、確かに70には見えないね。年より若くは見えるよ。」
「で、困ってるってわけさ。
乙姫から土産で玉手箱、そうこの箱だ、それをもらったんだがな。
決して開かないでください、ときたもんだ。」
「お土産なのに開いちゃだめなんだ。」
「あぁ。
結構強引に帰ってきたからな・・・。きっと良くない物が入っているんじゃないかと・・・」
「そうかなぁ。綺麗な箱でとてもそんな良くない物が入っているようにはみえないけど。」
「うーん・・・そう思う?
この訳わからん状況が少しでも好転するものが入ってるんじゃないかと期待もしてんだけど・・・」

「ちょっと待って鬼だよ!」
「鬼?
鬼ってなんだ?」

二人の背後に巨大な影が近づいてきたんじゃ。
それは大きな大きな亀型の鬼じゃったそうな。
亀鬼
「大きい・・・!」
「なんだぁ!?
俺が居ない間にこんなやつらが流行ってたのかぁ??」

唖然と立ちすくむ二人に、するどい爪が襲いかかってきたんじゃ。

続く。

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