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MUKASHI STORY その3

金太郎と一寸法師の二人が川沿いを下っていくと、そこには鬼達の住む洞窟があったそうな。
鬼の本拠地
「まいったなぁ。よりによってBタイプの鬼か。」
「Bタイプ?鬼ってタイプが分かれているんですか?」
「うん。Bタイプすなわち婆さんタイプとJタイプ、爺さんタイプがいるんだよ。
婆さんタイプの方が知恵があって、ほら、包丁を持っているだろ?
あんなふうに道具を使ったりしてくるから厄介なのさ。」
「さすが金太郎姐さん、詳しいですね。」
鬼Bタイプ
「外にいるのが3匹、中にも何匹か居ることを考えるとかなり厳しいね。
私もそんな数の鬼を相手にした事がないから・・・・。
さて、どうするか・・・。」

「鬼退治はともかく、拙者、姫さまの事が心配で心配で。」
「うん、そうだね。まずは中の姫さまを助けるのが先決だね。」
「拙者・・・中に潜入してみます。
この小さい体ならなんとか見つからずに入れるかと。」
「大丈夫なのかい?」
「はい!大丈夫です!!」
「わぁ、そんな大きい声だして!ほら見つかったじゃないか!
もういいからここはまかせて中に入るんだよ!」

「す・すいませ?ん!」
金一寸戦闘1
手強いBタイプの鬼三匹を相手に、金太郎は精いっぱい戦ったのじゃった。

そしてなんとか三匹を倒したその時、洞窟の中からまた数匹の鬼が現れたんじゃ。

「く・・・!まいったな・・・・。
さすがに体力がもたないかもしれないね・・・。」
金太郎がつぶやいたその時、洞窟の中から激しい爆発がおこったんじゃ。
鬼爆破
中から出てきた鬼たちはあっという間にバラバラにはじけ飛んでしまったそうな。

「これはいったい!?」
「金太郎姐さん!無事ですか?」
「一寸法師!」

「中に火薬の樽があったので火を付けてぶっとばしちゃいました」
「そ・そうかい、姫さまはどうしたんだい?」

「・・・姫さまは・・・誰も中にはいませんでした・・・」
「そうかい、残念だったね・・・」
「・・・・!? グワ!!!なんだ!?」
鬼に捕まった一寸
「しまった!まだいたのか!!」
「ぐう・・・き・金太郎姐さん・・・拙者にかまわず逃げてください・・・!!」
「そんな!一寸法師ーーー!!」
ドカッ
姫様2
「あれ?あ・あれ?
姫さま?」
「え?姫さま?」
姫様1
「ちょっと!チビタ!あんたマジ助けに来るのが遅いし!ありえねーし。
まじ信じられないんだけど!?」
「姫さま・・・ご無事でしたか・・・グス」
「生きてたんだ。良かったねぇ一寸法師」
「まじずっと隠れてて超おなか減ったし。
つーかあんた誰?うちの居候にあんまり近づかないでくれる?」
「ひ・姫さま!この方は金太郎さんです。姫さまを助けるのを手伝ってくれたんですよ!」
(ん?なんか私、嫉妬されてるのかな?)
「すいません金太郎姐さん。根は優しい人なのですが気が強くって。
求婚にきた男たちにも、無理難題押しつけて追い返す有様で。」
(ふふ、そういう事か。)
「余計な事言ってないで早く帰りたいし。
アンタも一応お礼っつーかリスペクト!?みたいな感じだから
うちのパパになんかするように言うから一緒に家に来てくれる?つーか来て。」
「いや、私は先を急ぐからここでお別れするよ。姫さまが無事で良かったね一寸法師」
「姐さん・・・」
「それじゃウチの気が済まないし。じゃぁお礼の変わりにマジでこれ持っていって!?」
「姫さま、それは家宝の打出の小槌じゃないですか!?」
「打出の小槌?」
「振った人の願いを一つだけ叶えるという、魔法の小槌なんです。」
「まぁ私の願いはさっき叶えちゃったし?もう必要ない感じ?」
「姫さま、私の為に!?
本当にすいません・・・!!」
「別に大したことないし、願いならいっつも叶ってる?みたいな。
私お嬢で生活余裕だし。
チビタも願い叶えとく?」
「・・・。
いえ、拙者の一番の願いも叶いましたから・・・。
姐さん、持っていってください!!」
「うん、それじゃあ有難くもらっていくよ!
ふふふ、二人ともいつまでも仲良くね」
姫様3

「余計なお世話だし!」
「姐さん!ありがとうございました!!」
「うん、それじゃあね!」
「もう早く帰りたいし!マジお腹すいたし!」
「わぁ、ちょっとまってくださいよ!姫さま!かぐやさま?!!」

金太郎は二人の後ろ姿を見送った後、また歩き始めるのだった。

続く

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コメント

非公開コメント

面白い!

なんすか!一寸法師!しあわせじゃん!
かぐや姫、かわいい!
この話面白い!

No title

こんにちわ!!^▽^
っていうか爆笑しちゃったじゃないですか!!^▽^ `
うわぁ、これ本屋で売ってたら買いますよ 迷いなく^^
鬼B(婆さん)タイプ!!(笑)
確かに狡猾で強そうですね^Ⅲ^
そして一寸法師さんの大胆な戦いっぷりが素敵です^^
かぐやさん強っ!
将来アッシュに子供ができたら
寝る前にはこの話をしてあげたいですね(笑)
…けど外で普通の昔話を聞いた時に
カルチャーショック受けるかな^v^(笑)

No title

どうもNタイプです。
「月光条例」でも、一寸法師は
鬼に追われてましたね~♪
姫でしたが!
挿絵入りの小説かぁ~・・・いいですね♪

No title

かぐや姐さん、カワイイじゃないですか。
ツンデレツンデレ!
しゃべり方が秀逸ですね。どっから仕入れてくるんですか!?

…それはともかく予想外の展開にハッとしました。
それと個人的には打ち出の小槌。
これ、「巨大化アイテム」だと勘違いされてる事多いですけど、
本来は「願い事を叶えるアイテム」ですもんね。
失礼ながら、ここをちゃんとしてなかったら
ブーたれるつもりデシタm(_ _)m

No title

っていうか笑っちゃったしー。(゚∀゚)))))

かぐや姫だったのか~!( ̄0 ̄;)オオー!
続きもてんこ盛り?
浦島太郎も出る?

コメントありがとうございます!

返答が遅くなってしまってごめんなさい!
コイケタクさんへ
なかなか面白い展開になりそうなんですが、もの凄い長い話になりそうで、どこまで続けようか悩んでいます。
かぐや姫はなかなか気に入っているので、また出したいですね~。


アッシュさんへ

小さい頃なにが怖かったって、なんといっても山姥が一番怖かったのです。
包丁を持ったお婆さんって怖いですよね。

一寸法師ももう少し詳しくアクションを書きたかったのすが、文才がないのでこんな感じでしか書けませんでした。
これからちょっと大人っぽい展開になるので、お子様に読んで聞かせるにはキツいかもしれません。

アキヒサナウさんへ
どうもO(オールド)タイプの父さんです。
月光条例、是非読んでみたいです。
うしとらもからくりサーカスも大ファンなのに、なぜかタイミングを外して未だに読んでいないのです。

小説というのもおこがましいですが、なかなか楽しいですよ~。

けうけうさんへ
かぐや姫のしゃべり方は今時こんなギャルいねぇよって感じですが、ツンデレか!そうか、これがツンデレだったのか!

打出の小槌って回数決まってないですよね~。
色々適当ですがながーい目で見てやってくださいね~!

オカチンさんへ
続きがすごーく長くなりそうで、ちょっとどうしようかと悩み中なのです・・・。
あんまり長くしてもしょうがないしな~・・・・。
浦島太郎!!シー!!
次のネタばれを言ってはなりませぬ!
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